あっという間に出来上がったと思っていたけれど、だいぶ時間が経っていた。


ドレスに着替え控室で待っていると晴也が入ってきた。


「ヤバッ、陽菜ちゃんめちゃくちゃ綺麗。」

「ありがとう。
晴也もすごくかっこいいよ。」

「ありがとう。」


晴也がすごくかっこよくて、私は1人ドキドキしていた。


「そうだ、晴陽は?」

「一緒にここに来て、親父と母さんが来てくれた人達に挨拶回りしてるから、今はお義母さんがみてくれてるよ。」

「そっか。」


晴也はソファーに座り窓の外を見始めた。


「陽菜ちゃん、ありがとうね。」