「散々迷惑かけたけど、私の事本当の娘のように可愛がってくれた。
私も結婚してこうやって子供も出来て、やっと自分からあの人に歩み寄ってたとこだったんだ。」
「うん。」
「そんな時に陽菜ちゃんから言われてやっぱり戸惑っちゃった。
でも、私達は半分だけど血の繋がった姉妹じゃない?
これからも私は陽菜ちゃんと仲良くしたい。」
「…瑞穂ちゃん。」
じわじわと涙がたまっていく。
「私、こんなに可愛い妹がいて嬉しいよ。」
瑞穂ちゃんはニッコリ微笑んで、私は涙を流していた。
「瑞穂ちゃん、ありがとう。
本当にありがとう。」

