幸せの晴れ



「私が中2の時に2人は籍を入れたんだけど、沢山意地悪したし迷惑もかけた。
母はずっと苦しんでたから2人が幸せそうにしてるのが憎かった。」

「うん。」

「でもね、どんなに私が迷惑かけても陽菜ちゃんのお母さんは絶対私を見捨てなかったの。
大学に進学した時に家を出て、結構頻繁に連絡くれてたけど、私は全部無視してた。」

「うん。」

「それでもね、煮物作ったからって家に持ってきてくれたり、熱出して寝込んでた時も看病しに来てくれたの。」

「うん。」