何軒も何軒も式場を回り、ようやく決める事が出来た 。 招待客は私の予想をはるかに越える人数で、正直それだけで目が回ってしまう。 私は会社の事なんて全然わからないので、招待客のリストは全部お義母さんにお願いした。 「まだ時間はあるけど、今度の晴也の休みに衣装合わせに行こう?」 今日も帰宅の遅かった晴也。 少し疲れているみたいだったけど、式場が決まった話と衣装の話をする。 「全部陽菜ちゃんに任せちゃってごめんね。」 「ううん。 私よりお義母さんの方が動いてくれたんだ。」