「えっ、陽菜ちゃん本当にいいの?」 案の定、晴也は驚いていたけど私はもう決心していた。 披露宴を行う事に決心するなんておかしな話だけど、 私にはそれぐらいの思いだった。 晴也は何度も 「ありがとう、ありがとう。」 と、言っていて、きっと晴也の中にも葛藤があったんだと思う。 早速お義母さんに話すと喜んでくれて、次の日からは式場探しが始まった。 私の方は、瑞穂ちゃんと新くんしか呼ぶ人はいないけど、 晴也側の会社関係の人がほとんどでかえって気を遣わせてしまうと思い呼ばない事にした。