こんなに楽しそうにしている晴也がすごく可愛く思った。
翌日は日曜日で、私達は晴也の実家に顔を出した。
お義父さんもお義母さんも、晴陽が来る事をすごく喜んでくれる。
「そうそう、結婚式だけど3月の終わり頃はどう?」
そう言って、お義母さんは沢山の結婚式場のパンフレットを出してきた。
私と晴也はどうしていいかわからず目を合わせる。
「母さん、俺達結婚式なんて考えてないよ。」
“なっ”と晴也は私を見て、私はコクリと頷く。
「えっ、そうなの?
でも、やっぱり会社の手前披露宴だけでもやってほしいわ。」
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