幸せの晴れ



私達が話していると、新くんが


「晴也くんは飲める人?」


晴也に話しかける。


「たしなむ程度なら。」

「じゃあ今日は俺に付き合ってよ。」

「あっ、はい。」


料理や飲み物が運ばれてくる頃には、

晴也もすっかり瑞穂ちゃんや新くんと仲良くなっていた。


晴陽もとっても楽しそうだった。


「今日は楽しかったな。」


帰宅後、ほろ酔いの晴也はずっとニコニコしていた。


晴陽は帰りのタクシーで眠ってしまった。


「またみんなで食事したいね。」

「うん
。俺、新くんの事兄貴みたいに思っちゃう。」

「新くん、喜ぶね。」