リビングにはコーヒーを飲む清水さんの姿があって、 私と晴也は清水さんの前に正座をして座った。 「親父、俺達結婚する事にしたから。」 「そうか。 晴也、陽菜ちゃんと晴陽の事しっかり幸せにするんだぞ。」 と、晴也の肩をポンポンと叩いてそのまま家を出て行ってしまった。 清水さんなりの気遣いなのかな? 残された私達は晴陽を真ん中に抱き合っていた。 「絶対、幸せにするからね。」 「うん、よろしくお願いします。」 私は本当に嬉しくて、とても幸せだった。