親父…。


………


―――親父!?


アワアワと口が開いてしまった私は2人を交互に見る。


言われてみれば、少し似ている気がしないでもない。


私達の間だけ、時が止まってしまったように感じられた。


とりあえず場所を移す為、私達は和食のお店へと向かう。


個室へと案内してもらい、清水さんと晴陽と私が並んで座り、

テーブルを挟んで向かい側に晴也が座った。


重苦しい沈黙の中、


「どうして親父と陽菜ちゃんが一緒に居るの?」


ギロリと私達を見て晴也が口を開いた。


「あのね、私達は…。」