先に用意を済ませた晴陽は待ちくたびれていた。


「ごめん、ごめん。
はい、準備オッケー。
さっ、行こうか。」

「うん!」


晴陽は1人玄関に走って行き靴を履き始める。


「遅くなっちゃってごめんなさい。」

「いいよ、いいよ。」


清水さんの車に乗り込み街へと向かう。


相変わらず日曜日は人で溢れ返っている。


まずは晴陽の子供服を見に行く。


「ズボンとTシャツと…。」


どれにしようかと見ていると、


「陽菜ちゃん、コレとかコレとかコレはどう?」


清水さんの手には3枚のTシャツ。