「えっとね、ウーロン茶にしようかな。」
「うん。ちょっと待っててね。」
グラスを2つ棚から取り出しウーロン茶を注ぐ。
晴陽にはストロー付きのマグに赤ちゃん用の麦茶を入れてあげた。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
「はるもちゃちゃ飲む?」
「んっ。」
マグを晴陽に渡すと、しっかり両手で持ち
ストローでキューキューと勢いよく飲み始めた。
晴陽の一つ一つの仕草が可愛くて、私も瑞穂ちゃんも目尻を下げて眺めていた。
「もうすぐはるの誕生日だね。」
「うん。
パーティーしようと思ってるから来てくれる?」

