「陽菜ちゃん?どうした?」 瑞穂ちゃんも心配そうに顔を覗き込んできた。 私は指で涙を拭うと、 「ごめんね。 誕生日を祝ってもらったのって久しぶりだったから、すごく嬉しくて。 瑞穂ちゃん、新くん、ありがとう。」 ニッコリ笑顔で2人を見た。 「そうだったんだ。」 「俺達は毎年陽菜ちゃんの誕生日を祝うよ。」 2人の優しさが本当に嬉しかった。 私のせいでしんみりしてしまったけど、その後は2人が用意してくれた ケーキや唐揚げ、フライドポテト、サンドイッチなどをワイワイと食べ始めた。