羊水などを軽く拭き取ってもらって、産まれたばかりの我が子と対面。


とっても小さくて愛しくて、自然と涙が零れていた。


「…可愛い。」


この子は私が守らなくちゃ。


しばらく分娩室で安静にし、その後病室へ戻ると

瑞穂ちゃんと新くんが待っていてくれた。


「陽菜ちゃん、おめでとう。」

「よく頑張ったな。」

「ありがとう。」


2人も赤ちゃんを見せてもらったらしく、

『可愛かった』とか『天使だ』なんて言っていた。


「安積さん、赤ちゃん連れてきましたよ。
母乳あげてみましょうか。」

「はい。」