「新!陽菜ちゃん、陣痛きたって。起きろー!」


すると、新くんはガバッと起き上がり


「陽菜ちゃん!大丈夫?病院行こう!」


と、車の鍵を持ち立ち上がった。


「ちょっと待って。
病院は10分間隔になってから行く。
それまでに着替えたり準備しよ?」


髪はボサボサ、服だって部屋着のままだという事に気付いた2人は

いそいそと準備を始めた。


もちろん私も服を着替え荷物をまとめた。


意外と間隔が狭くならないので、私達は朝食を食べる余裕まで出てきた。


「陽菜ちゃん、痛みはどう?」