その後私達は一旦マンションに行き、

入院に必要な物を詰めたカバンを持って再び瑞穂ちゃんの家へと戻った。


「なんか陽菜ちゃん、冷静じゃね?
俺めっちゃ緊張してるんだけど。」


と、新くんは言いコップに半分程入っていた

アイスコーヒーをゴクゴクと飲み干した。


「私もドキドキしてる。」


瑞穂ちゃんまでもそわそわしている。


「2人共、そんなに緊張しないで。
まだ陣痛がきたわけじゃないんだから。」


自分でも少し驚く程冷静だった。


「そういえば、名前決まったの?」

「うん、一応。産まれてから発表する。」


実は子供の名前はずっと前から決めていた。