私が上着とカバンを持ち上げ玄関に向かおうとしたら、 「陽菜ちゃん、待って。」 瑞穂ちゃんが私を呼び止めた。 「うん?どうしたの?」 「家に帰っても1人なんでしょ?」 「うん、まあ。」 「じゃあ荷物持って家に来なよ。」 「えっ?」 「だって、すごく心配だもん。 家に来てたら夜中に陣痛きても新に病院連れてってもらえるじゃん。」 「おー、そうだよな。陽菜ちゃん、そうしなよ。」 2人の優しさが心にしみてくる。 「ありがとう。じゃあ、そうさせてもらおうかな。」