「「おしるし…?」」

「ちょっとだけ出血してたの。
だから、もう少ししたら陣痛が始まるかもしれない。」

「そっか。とりあえずまだ何ともないのね?」

「うん。」

「俺、全然知識ないからめっちゃ慌てた。」

「ごめんごめん。」


2人も冷静さを取り戻していた。


「でも、いつ陣痛きてもおかしくないんだよね?」

「多分。でさ、新くん悪いけど家まで送ってもらえないかな?
入院の準備は出来てるけど、いつ病院行くかわからないから家に帰るね。」

「おう、わかった。いいよ、送ってく。」