「…もしもし?」

「まだ寝てたかな?

これから迎えに行くから、間に合わなくても用意始めといてね。」


機嫌の良さそうな清水さんは、機嫌良く電話を切った。


のっそりと起き上がり、寝ぼけまなこのままカーテンを開ける。


気持ちの良い青空が広がり、陽の光りが私の部屋にも入ってくる。


軽く伸びをして、やっと目がすっきりと覚めた。


そのまま洗面所へ行き、顔を洗い歯を磨き、メイクにとりかかる。


メイクが済んで着て行く洋服を選んでいると、

“ピンポーン”というチャイムの音と共に“ガチャリ”と鍵の開く音が聞こえた。