「陽菜ちゃん、体調はどう?」

「まだ本調子ではないです。

でも、芦田さんや他のみんながサポートしてくれるからすごく助かってます。

ありがとうございます。」


私は軽く頭を下げた。


「ううん、気にしないで。

それより、私の事瑞穂(みずほ)でいいよ。

友達なんだし。」

「じゃあ、瑞穂ちゃんでいいですか?」

「うーん、まぁいっか。あと敬語も禁止ね。」

「…うん。」


瑞穂ちゃんは、以前バイト先で倒れた日から

何かと気にかけてくれている。


私が妊娠をしている事はバイト先では瑞穂ちゃんしか知らない。