着いたマンションは高くそびえ立っていて、

今更ながら私がここに住んでもいいのかと不安になった。


それでも清水さんの後に続いてマンションの中に入る。


エレベーターで6階まで昇り、4つある扉の1つの部屋の前に立ち止まる。


表札のとこには“SHIMIZU”と書かれている。


清水さんが扉を開けて私を中へと招き入れた。


玄関はさほど広くはないけど、その先には長い廊下が続いている。


廊下の両隣にはドアがいくつかあって、突き当たりがリビングのドア。


清水さんに続いてリビングに入った私は驚いてしまった。