誰に何を言われようと私の気持ちは変わらない。


そして私は、その日の夕方仕事から帰ってきたおばさんに妊娠を告げた。


「妊娠?何を言ってるの?」


言ってる意味がわからないとでも言いたげなおばさん。


「今日、病院にも行ってきた。」

「堕ろすんでしょうね?自分のバイト代でやってよね。」


おばさんは、呆れてるというか自分には関係ないという目で私を見ている。


「私は堕ろさない。1人で産む。」


私の言葉を聞いたおばさんは、カッと目を見開き、


「何考えてんのよ。学校は?

入学金だって授業料だって、払ってるのは私なんだからね。」


と怒鳴り始めた。