無理に笑って見せたけど、正直本当に辛かった。
段々、もしかしたら私は病気なのかもしれない
とさえ思うようになってしまって。
自分としては本当に重症だった。
「ねぇ、陽菜ちゃん?それって本当に夏バテかな?
もしかして…妊娠って事はない?」
「えっ…?」
言いにくいそうにしていた芦田さんの言葉に、
私はすごく驚いてしまう。
妊娠…?
まさかとは思ったけど、よく考えたら今月は生理がだいぶ遅れている。
私は急に不安になってしまった。
「…心当たりあるの?」
驚き戸惑っている私に優しく声をかけてくれる芦田さん。

