月に叢雲花に嵐 -夢現-

貴人は物語を読む時、自分では読まずに、女房等に読ませていた。

その昔、宮姫であった倭が読み聞かせるのを嫌がるのは、必然的である。そこまで、落ちぶれてはいないのだと思っているからだ。