ダッシュしたら息切れした。

はぁ。疲れた。

でも、公園には誰もいない。イルミネーションがキラキラ光って。

まるでクリぼっちが一人でイルミネーション見に来たのか!って感じ。

は、遥斗くんは……?

「ここにいるよ」

後ろから声が聞こえた。振り向くと遥斗くんが何かを持ってたっていた。

「ご、ごめん。嘘ついちゃって。」

「うん。でも、嘘で良かったな……。」

「話があるんだ」そう言って何かを取り出した。

「玲奈、後ろ向いてて?」

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「いいよ。こっち向いて?」

そこには、私の欲しかったイヤリングと光り輝くネックレス。

「え……」私はあまりの衝撃で声が出なかった。

嬉しすぎた。

夢を見ているとかと思って目をこすった。

現実だった。