いつの間にか、夜の八時になっていた。
私は、ビザの宅配を頼んで、れきくんと一緒に食べた。

ビザを食べ終わった私とれきくんは、他愛のない話をしてた。


「愛夏さん、俺もなーちゃんって呼んでいい?」

「いいけど、いきなりなぜ?」

「いやー、なんとなく?」

「別にいいけど。」


いいけど、異性から、急にそう呼ばれると、ドキドキしちゃうかな。


「じゃ、なーちゃん?」

「はい?なんですか?」

「そんな、上ずった声しなくても。」

「そんな上ずってる?」

「上ずってるよ。」


困ったな。
勝手に、こんな変な声になるんだよね。


「なーちゃんと、こんなに話したの、はじめてだけど、キャラ、面白いね。」