どこだっけ、ここ……。
一回、来たことあるような、ないような……。
「ここからちょっと歩くけど、行くぞ。」
そう言って大輔はスタスタと歩いて行く。
あたしも大輔の横に並んで歩いた。
それから何分歩いただろうか?
しばらく歩くと、店とかもなくなり、辺り一面畑や田んぼ、ところどころに家が建っていた。
そして………
あたしは視界に入ったものを見て、立ち止まった。
「…………優香……。」
大輔も立ち止まり、あたしを見た。
思い出した。
確か、ここの近くに………明希の、おばあちゃんの家があったんだ。
小さい頃に何度か車で来たことがある。



