結局俺は、本当に水族館という告白する場を設けた。 そして明希と優香を2人きりにして、俺は田村と2人になった。 「………増田くんは、いいの?」 田村は俺の目をじっと見つめてそう言った。 その表情が………何故か、あの時の明希と重なった。 「何が?」 「だって、好きなんでしょ、優香のことが。」 ………明希といい、田村といい………俺ってそんなにわかりやすいのか? ……いやでも、優香にはバレてないはずだ。 まぁあいつは鈍感だけど。