それからまたしばらく歩いていたら、大輔が突然止まった。
「大輔………?」
「あった、ここだ。」
あたしは大輔の視線の先を見た。
すると………
「うわぁ、綺麗………。」
無数の星たちが、町を照らしていた。
山は暗いのに、星の輝きで明るくなっているようだった。
「こんな場所、初めて来た……。」
あたしも知らない場所なのに、なんで大輔は知ってるんだろう……?
「………俺、何回かこの町に来たことあるんだ。もちろん明希の家族と。
その度に明希とここに来てた。
夜の山は暗くて入ったらダメだって言われてたけど、俺たちは毎回行ってた。
俺と明希だけの秘密基地、みたいなところだな。多分優香も知らないだろ?」
うん……。
あたし、こんな綺麗な場所知らない。



