「な、な、な、なんで!?
なんで大輔がここに……!?」
あたしは勢いよく起き上がる。
もしかして、これも夢!?
「安心しろ。
優香のお母さんがいて、家の中入れてくれたから今ここにいるんだ。」
いや、待て待て待て!
お母さん!?何してるの!?
てかお母さん、今日大事な用があって出かけたんじゃないの!?
「一応確認なんだけど、本当にお母さん家にいた?」
「………優香は俺を疑ってんのか?
ちゃんといたし。
でもまぁ……俺が来たら
『これで安心して優香を任せられる!ちょっとまた出かけるからよろしくね!』って言つて出て行ったぞ。」
お母さん……あたしのために早めに切り上げて帰って来てくれてたんだ…………
って、違う!!!
何勝手に大輔を部屋に入れてるの!?
一応あたし女子なんだよ!?
前にも似たようなことあったな……。
お母さんは人を信用しすぎだよ………。



