「優香ちゃん、ちょっといい?」
………次の日の昼休み。
雪とご飯を食べている時にあたしは楓ちゃんにそう言われた。
見るからに、怒ってる雰囲気を出している楓ちゃん。
「優香に何の用?」
あたしが答える前に雪が楓ちゃんの前に立つ。
「優香ちゃんに話があるの。」
「………優香に何かしたら私が許さないから。」
雪は楓ちゃんを睨む。
「雪、心配しなくて大丈夫だよ。
ちょっと行ってくるね。」
友達思いの雪に感謝し、あたしは楓ちゃんの後ろについていく。
「もし何かあったらすぐ連絡してね!」
雪の言葉にあたしは頷き、あたしは教室を後にした………。