「優香………。お前、誤解してる。






確かに俺は上原に告られたけど、ちゃんと断った。そしたらキスされたんだ。









隙を見せた俺も悪かったと思う。
でもそんなことより俺は、優香しか見えてねぇから………、断ったし、これから誰に告白されたとしても付き合う気なんてない。」












あたしを見つめる大輔。












目を逸らしたくなるくらい、その瞳は真っ直ぐで純粋だった。












大輔は、こんなあたしをまだ好きでいてくれてるんだ……。











「なあ優香。
………俺たちもう一度、やり直せないか?」














その言葉に迷いはなかった。