は………?
俺の思考回路は一瞬停止した。
俺は上原から急いで離れると、ガタッ!とどこからか音が聞こえてきた。
音のした方を見ると………
「………あ………。」
「ゆ、うか………。」
泣きそうな顔をしている優香がいた。
「ご、ごめんなさい……!たまたま通りかかっただけだから……!」
そう言うと優香は走ってその場を去った。
「待て……!!」
急いで追いかけようとしたら、上原に腕を掴まれる。
「ねぇあの女のどこがいいの!?
あの子、絶対明希くんのことが好きだよ!?
明希くんのこと忘れられないくせに、大輔くんに手を出して最低な女じゃない!?」
上原はまた大きな声を出して言った。
俺は………キレそうになるのを我慢して、また低い声で言い返す。
「俺と優香と明希の関係は……お前にわかるわけない。
たとえ優香が俺よりも明希が好きで、明希のことを忘れられなくても………俺はずっと優香を好きでいるし、優香しか好きになれないから。」



