でも自分の思いとは逆に体が動かない。
「優香ちゃん………その……少し時間くれないかな?君と話がしたい。」
今日の優希くんはいつも通りだった。
いつもの優しい優希くんだった。
「…………はい…。」
あたしは返事だけする。
その後に、優希くんは明希の眠る墓の前で手を合わせ、少しの間じっとしていた。
その後にゆっくりと立ち上がり、ようやくあたしの方に視線を向ける。
「ごめんね、待たせて。
帰りながらでいいから俺の話聞いてほしい。」
優希くんはそう言って歩き出したから、あたしも後ろについていく。
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