あたしと大輔はしばらく固まっていて、言葉を失っていた。
これは本当に偶然……?
それとも………
あたしはこの時、夏ちゃんの言葉を思い出した。
『それで水族館へ行った日の朝に明希は私に言ったの。
『今日優香に告って振られてくる!
それで俺は気持ちを切り替えて、優香と大輔の恋のキューピッドになるってやるって決めたんだ!』
って、笑いながら。』
…………もしかして、明希が………?
そんなことないのはわかってる。
でも………
これが偶然じゃなしに明希の仕業だったら?
きっと今頃、『やっと結ばれたか。』って言いながら呆れて笑っているかもしれない。



