あたしは黙って大輔の後ろをついていく。
でも大輔は職員室とは逆方向に歩いて行った。
「大輔?職員室はこっちじゃないよ……?」
「あぁ、呼び出しって嘘だから。
優香が泣きそうな顔してたから、あの場から離れた方がいいかなって思った。」
「えっ………。」
じゃあ大輔は、あたしを助けてくれた……?
「大輔、ありがとう。」
「別に………。で、どうする?
1限目の途中にでも戻るか?それともこのまま……サボるか?」
「途中に戻る!
じゃないとみんなに心配かけちゃうから。」
「………優香らしいな。」
そう言うと大輔は屋上へと足を進めた。



