君を忘れるその日まで。



君に、話したいことが沢山ある。


島の暮らしの中で、大切な人ができたんだ。


今まで親しい人を作らなかった俺に、最初にできた大切な友人。


君があの手紙で言ってくれたことで、俺は初めて自分が周りに無関心だったことに気づいたよ。


確かに俺は、他人に深く関わるのをどこかで面倒くさがっていた。


でも、そんな俺の思いを簡単に壊して、まるで当たり前みたいな顔でいつも俺の隣にいた君に、俺は気づけば惹かれていた。


君みたいに居心地のいい存在を、俺は無意識に島で探していたのかもしれない。


だって、島で出会ったあの2人は、一緒にいてとても居心地がいい。


君が俺の隣にいてくれていたおかげで、
君が俺に深く関わってくれていたおかげで、
俺はあの2人と友人になることができた。


今は離れ離れになってしまったけど、2人とはこれからも関係を続けていきたいな。


そういえば、忘れていた君の記憶を全て思い出したあとに、2人にも君の話をしたんだ。


2人は、君に会ってみたかったって笑顔で言ってくれたよ。


俺も、君と2人を会わせたかった。