物心ついた頃から私には
「心」が足りなかった。

喜怒哀楽はあるが表に出にくく、
本当に嬉しい?
悲しそうに見えない
と言われてきた。

特に私に足りなかったのは
恋愛感情だった。

一目惚れもなければドキドキすることもない。

恋愛漫画はもはや私の中では都市伝説と化してしまい、恋愛は早々に諦めてしまった。

そんな私も高校生となった。