私の王子様

辞めない?って、何でそんなに悲しそうに。



千景「何か、他人行儀って言うか、その、寂しいって言うか。アハハ」



と言うけれど、顔はいつもの可愛らしい笑い方とは違い、無理をしているようだった。



「千景様が仰るのなら、辞めますが」



千景「ホント!!」



えっ。



辞めますが。と言ってすぐに身を乗り出して聞いてきた。



「はい」



千景「じゃあ、今すぐ辞めて!次の言葉からタメ口にして!!」



と、何故微笑んで居るのかが不思議だったが、



「あぁ」



と言った。



すると、



千景「じゃあ行こっ!」



と、私の腕を掴んで歩き出した。



案外力が強く、私はスッと立ち上がらされ歩き出した。