私の王子様

そんな感じで、パーティー会場に戻った私は、お祖父ちゃんに、



久雄「華、ダメじゃ無いか。ちゃんとボディーガードしてないと」



と、コツンと頭を叩かれた。



組長にならなかったから良かったものの、もしなっていたら、怖い。



と思っていると、



千景「華!」



と呼ばれた。



「何ですか」



と振り返ると、



千景「助けてくれて、ありがとう」



と、天使の様な笑顔を見せられた。



「いえ、当然の事をしたまでです」



ん?



「そう言えば」



千景「何?」



「敦は?」



千景「あぁ、そろそろ帰るって言ってた」



「はぁ、そうですか」