私の王子様

女達は気にも止めず、私の服の中に手を入れようとした。



でも、一瞬でお姉ちゃんに殴られ気絶し、私は犯されずに済んだ。



その時、私はお姉ちゃんが来なければ犯されて、心も身体もボロボロになっていたと思う。



いや、なっていた。



お姉ちゃんは、ただ泣いていた私を抱き締めてくれた。



その時、私は確信した。



パーティーには、世の中には、平気でレイプや犯罪を犯す輩が居る事を。



そしてそれは、キレイなドレスやタキシードに身を包んだ美男美女でも同じ。



財閥の令嬢や御曹司でも性欲は必ず有り、時に私の様な無力な者を襲う。



きっと、千景君はまだそれを知らないと思う。



お姉ちゃん、何を考えているの?



守って、あげないの?



私はただ、それだけを思いながらお母さん達の元へ戻った。



心花side end