私の王子様

………はぁ。



私がクズ、ね。



敦「だから、マジで今すぐにでも消えてよ」



………。



「千景様」



千景「!」



敦「無視す「千景様がお決め下さい」おい!」



と、私に向かって殴り掛かってきた敦。



千景「あ!」



私は寸前で避け、



「分かりますか?回りの先程からの視線」



と千景様に言う。



千景「視線?」



そう、視線。



千景様は辺りを見回す。



当然、今こちらを見る者など居ない。



けれど、先程までは、



黒スーツに身を包み、一定の人物の近くに必ず居る者。



それはつまり、ボディーガード。



そんな私が離れるのを、いつかいつかと見る視線。