私の王子様

千景side



あれ、キスしてない?



良かった、良かった。



と、



華「例え千景が、美咲と行動を共にしていても、私が誠に乗り替えなかったのと同じように、

千景も私から美咲に乗り替えたりしない」



と聞こえてきた。



ドアの隙間から見えたのは、華が誠君をフッたシーンなのかと思うと、やっぱり華は強いと思う。



だって、あんなに辛そうな、我慢したような、泣きそうな顔をしてたのに、今の声から感じれたのは、



自信溢れるって感じだったから。



スゴイな、華は。



心も身体も、綺麗で強い。



そう、実感できたタイミングだった。



そして、僕は屋上のドアを開けて、華の元へ走って行った。



千景side