私の王子様

そして最後に屋上へ来た。



回し蹴りとかはせずに、普通にドアを開けて入った。



誠「へー、広い広い」



「………」



私は適当にフェンスに凭れ掛かった。



気持ちいい風が吹き続けている。



その風は、私の異質な銀色の髪をもなびかせていた。



あっ、言ってなかったが、バレたあの日から変装は一切していない。



まぁ、カラコンは着けたままだが。



どうでも良いことなのだが。



と、



誠「そう言えば、千景君と美咲の距離も近付きそうだね」



………。



誠「あー、でもそれじゃあ華が1人になっちゃうね」



「だから名で呼ぶ!?」