私の王子様

はぁ。



「婚約を破棄された時点で諦めないか?普通」



誠「それ程妹は千景君を愛しているんだ」



「なら、直接千景に言え」



誠「えー、だって嫌われたくないし」



……自分勝手な奴。



それに、



「千景が私を選ぶかその妹を選ぶか。それは千景次第だ」



誠「てことは、千景君の事好きって認めるんだ」



「………まぁ」



誠「そっ。まぁ、これからは結構アタックすると思うよ」



そして「じゃあね」と言い、誠は宿を出ていった。



………好きと認めてしまった。



気付いていても、気付かないようにしてたのに。



こんな恋愛感情、捨てようと思ったのに。



想いが、膨らんでいく。



そんな事を何度も心の中で思いながら、私は部屋に戻って寝た。