私の王子様

そんな震えた状態じゃ、まともに狙いを定められないに決まってる。



それでもしも、後ろの2人に当たりでもすれば。



やけくそに撃って、私に当たるなら未だしもだ。



と、



千景「華!これ!!」



と、私に向かって何かを投げた千景。



ギリギリだけど、キャッチ出来た。



見るとそれは拳銃!?



何で千景が?



と思ったけれど、今は目の前の相手を撃たなければ。



見ると、男は顔を青くしていた。



パンっ



けど、その間に私の身体はもう、男の手首を狙って銃を撃っていた。



男「あぁ!い、いてぇ!!」



と、持ってる銃を放り投げて、銃弾がかすった手首を押さえる男。



その間に私は距離を詰めて、得意の回し蹴り。



あ、手加減はしてるから。