「…」
「…」
無言…………………
この沈黙を先に破ったのは大英だった。
「なぁ、今日、ふたりで泊まるって知ってる?」
え?…………
「えーーーーー!なにそれ!聞いてないし!」
「近くのホテルとったって。
5つ星っていうんだから相当だぜ?」
「ま、まぁ、そうたけどさ……。
え、嫌じゃないの?」
「は?なにが?」
「泊まること。ふたりきりなんでしょ?」
そこ心配。
さすがに大英でも嫌なんじゃないかな?って。
あたしはすぐ寝るから平気だけど……笑
「俺は全然いいし、逆に嬉しいくらいだけど。」
ちょっと待って!
なに?そのなにか企んでる感じの!

