午後4時30分 有馬先輩の秘密の彼女

「ここにいる、我が図書委員会が誇る有馬雄飛はねえ!!

なんとなんと、定期テスト毎回学年1位なの!!

茜と真逆!!」





「えっ、すごい!!…って私はビリじゃない!!」




みんなは私に1日何回言わせたら気が済むのさ…!



ガラッ



「よーし、お前ら~はじめるぞーい…っておい!!新堂!!お前委員長だろ!!さっさと前でてこい!!」



「えー、佐々木先生勝手にやっておいてよー」



「内申下げるぞ!」



「うわうわ!出た職権乱用!!先生ってば、バレたらクビだぞ!」



結局、ぶつぶつ言いながらも舞ちゃんはみんなの前に出た。




そう、こう見えて舞ちゃんは図書委員会の委員長なんだ。




「そんじゃあ第一回図書委員会はじめまーす

…まあ役員決めから…委員長はあたしでしょ?だからー…副委員長1人と書記2人かな」




舞ちゃんはやる気のなさを出しつつも黒板に三人分の名前を書く枠を作った。





うわぁ、役員かぁ…大変そうだなあ。




まあ私には無縁の話だけどね…




舞ちゃんがやりたいひと〜と声をかけるけど、図書室は静まり返るだけ。




みんな私と同じ考えなのかな…?