あ、瀬戸内くん寝てる…


ムカつくほど顔は整ってて…。
肌はすべすべで。
まつ毛長いなぁ…。


「あんさ、そんなに見られたら困るんですけど?」



「ふぇっ!?」


私はびっくりして大きな声を出してしまった。



「お前、授業中って分かってる?」



「あっ…」


慌てて口を抑えるけど、そんなのもう無駄。
気づけばクラスの大体の人が私の方を見ていて…

自分の顔が赤くなってるのが伝わってきた。



は、恥ずかしい…




「ってか、起きてた…の…?」



「もちろん」


こ、こいつ…


「なっ…なっ…」



「なに?」




「目!!目閉じてたじゃん!!」