彼は高嶺のヤンキー様(番外編)




「いーのよ、別に・・・オッパイはペチャパイ、ペチャパイはステータス・・・!子供は養子として、譲ってもらって育てるもん!」

「ちょ!?前半はともかく、後半の『養子』って!?」

「高千穂ちゃん、あなたを凛ちゃんの『正妻』として認めるわ!恋も応援する!だから〜凛ちゃん似の子供を産んだら、モニカちゃんの養子にすると誓うよな・・・!?」



ガシッ!

ミシミシミシ!



「ちょぉ!?痛い痛い!お願いのしかたは怖いし、いろいろ無理だ−!!」

「1人ぐらいちょうだいよぉ〜〜〜!!」



〔★リアルで不可能なお願いだ★〕



高千穂ちゃんに拒否され、全身の力が抜ける。



「グスン・・・ひどいわ。」

メキッ!

「ぎゃあ−−−!?」



悲しくて、両手で顔を覆えば、高千穂ちゃんも同じ動作をした。



「ダメって返事も覚悟してたけど・・・痛いわぃ〜グスン・・・」

「痛ってぇ!!マジで痛ってぇ!?」



あらやだ、もらい泣き?



〔★泣くポイントが違う★〕



「高千穂ちゃん、そんなにモニカちゃんがキライ?」

「なわけないでしょう!?顔面潰されかけたのは、痛かったすけど、キライなわけないでしょう!?」

「マゾなの?」

「なんでっすか!?あたしは、初代の中じゃ、1番モニカ先輩を尊敬してんすよ!?」

「高千穂ちゃんがあたしを?」

「そうっす!センスが最高で、性格も、喧嘩もイカしてるってゆーかぁ〜〜〜マジ好きなんすよっ・・・!!」



(本当みたいね・・・)



高千穂ちゃんは、照れながらぶっきらぼうに言うその仕草、本音を言う時のこの子のクセなのよね〜



じゃあ、信じてOKね♪



「もう〜口が上手いんだから♪」

「媚びてんじゃないんすよ!?」



手形が残る顔で、ゼーゼー言いながら怒る正妻ちゃん♪

そんな後輩へアドバイス!