彼は高嶺のヤンキー様(番外編)




急いで朝食を済ませてから学校へ。

元ヤンを卒業して(!?)、普通の女の子に戻った(!?)あたしは、現在ファッションの専門学校の学生。

オシャレな勉強で大忙し!



で・も♪

大好きなことだから、疲れなーい♪



充実した午前の授業を終えて、お昼は本日の食事当番のれーちゃんの手作りお弁当でランチ♪



「さあ、ランチにしましょう♪いただきまーす♪」

「あ、モニちゃんのお弁当美味しそう〜♪」

「ヤバーイ♪すごく良い!」

「ルームメートさんの作品?」

「せ−かい♪」



同級生で、ファッションサークル『DAIANA』のお友達3人とランチタイム♪

お弁当をのぞいていた友達その1のまどちゃんが聞いてきた。



「今日は誰が作ったの?」

「当ててみて〜♪」



あたしの謎なぞに、もちろん全員参加。



「烈司くん♪」

「伊織さーん♪」

「瑞希君♪」



「フーミン正解♪」



(見事に皇助は出なかったわねぇ・・・)



まあ、あいつに素敵なお弁当作りは無理ね。



〔★みんなわかってる★〕



正解が出たのはいいけど、気になったので聞いた。



「ねぇ、あたしが作ったっは思わなかったの?」

「「「「それはない。」」」」



名前が出なかったことを聞けば、みんな声をそろえて否定した。



「ヒド−イ!あたしには作れないって言うの?」

「えーとぉ、作れないとゆ−か〜」

「モニちゃんが作るお弁当は別格だからね。」

「うんうん!女子力全開って感じで〜オーラが違うの!なによりも〜」

「なによりも?」

「「「アレがないもんね〜♪」」」

「『アレ』って??」



3重奏を奏でる仲間に聞けば言われた。





「「「「だって、『凛ちゃんマーク』がないも−ん♪」」」」

「『凛ちゃんマーク』??」



考える。

あ、あれのこと?